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英Arm、セルラーIoTデバイス向け新技術「Kigen」を発表

英Armは、セルラーIoTデバイス向け新技術「Kigen」を発表した。

Kigenは、SIM機能をIoT SoCに統合するとともに、OEM/移動体通信事業者(MNO)/IoTプラットフォーム向けのリモートプロビジョニングサーバーソリューションを提供する。

Arm Kigen

SIMは、長年に渡り携帯電話やセルラー通信デバイスのセキュアな識別情報として利用されてきた。しかし、MNOを変更するとSIMを物理的に交換しなければならない。また、SIMの大きさとコストは、小型のIoTデバイスを低コストで大量に使用したい場合の障壁となっていた。埋め込みSIMや統合SIM(iSIM)による小型化は、セルラーIoTデバイスにセキュアな識別情報を提供するために不可欠だ。

Kigenは、GSMアソシエーション(GSMA)の埋め込みSIM規格に準拠したセキュアな識別情報をデバイスメーカーとサービスプロバイダー両方に提供する。この技術により、マイクロコントローラー(MCU)、セルラーモデム、SIM識別情報を1つのIoT SoCに統合でき、大幅なコスト削減が可能になる。

セルラー通信をするIoTデバイスは、2025年までに最大で44億台に達すると予測されているが、KigenによりSIM識別情報を低価格でより柔軟にIoTデバイスで利用できるようになる。また、Kigenリモートプロビジョニングサーバーソリューションは、MNOとIoTプラットフォームが容易に統合できるようモジュラー設計になっている。

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