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ベルトコンベア式3Dプリンター「IdeaFormer IR3 V2」——Z軸方向は無限長でバッチ造形も可能

ベルトコンベア式のFFF方式3Dプリンター「IdeaFormer IR3 V2」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

IdeaFormer IR3 V2の最大の特徴は、Z軸方向の長さに制限がないことだ。最大造形サイズは250×250mmで、Z軸方向は無限長となっている。

また、同一の部品やモデルを連続造形したり、複数の異なるモデルを一度に造形したりするバッチ造形も可能で、造形完了後は自動的にコンベアベルトが動いて完成した造形物を移動させ、次の造形作業に移行する。

IdeaFormer IR3 V2
IdeaFormer IR3 V2

造形速度は最大400mm/秒で、ファームウェア「Klipper」による高速造形と精密な制御が可能だ。コンベアベルトにはPEIコーティングを施した金属製ベルトを採用している。ベルトの長さは1180mm、幅は400mmで、厚さは0.22mmだ。

Wi-Fi機能とカメラも搭載されており、リモートで操作可能だ。また、4.3インチのタッチスクリーンとLEDライトを搭載しており、夜間でも状態を確認できる。さらに、フィラメントが12mm以上送られない場合、動作を停止する供給検知機能も搭載されている。

IdeaFormer IR3 V2

IdeaFormer IR3 V2の本体サイズは676×436×510mmで、重さは16.5kg。ノズル径は0.4mmで、フィラメントは1.75mm径のPLA、PETG、ABS、TPU、ナイロンなどに対応する。

IdeaFormer IR3 V2の特別早期割引価格は、フィラメント286gなどが付属して4344香港ドル(約8万6000円)。日本への送料は、後日、発送重量についての通知を受け取ってから発送方法を選択すると確定する。出荷は2025年2月を予定している。

IdeaFormer IR3 V2は2024年12月1日までクラウドファンディング中だ。目標額30万香港ドル(約594万円)に対し、2024年11月26日時点で目標額を超える約250万香港ドル(約4970万円)を集めている。

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