Wave Technology、IoT未経験企業向けに「高精度位置検出技術提供サービス」を開始
2018/03/08 10:30
Wave Technologyは、搬送機や工事車両などのIoT化や自動運転化に対応する「技術者教育サービス」と「高精度位置検出技術提供サービス」を2018年3月から開始すると発表した。
これらのサービスは、同社の新サービスブランド「テクノシェルパ(Techno Sherpa)」から提供する。同社によると、特に非エレクトロニクス分野で事業を展開してきた企業にとって、あらたな市場進出や事業拡大のためにはIoT分野の技術者不足という課題を解決する必要があるという。
そこでテクノシェルパは、搬送機や工事車両などのIoT化や自動運転などのオートメーション化の実現が技術的課題によって困難な企業を対象に、技術者の養成や技術支援サービスを提供する。
テクノシェルパの第1弾として2つのサービスを提供する。技術者教育サービスは、電子回路の知識や経験がなくても電子回路の実践技術が習得できる教育サービスで、同社独自のノウハウに基づく教育メソッドを採用している。要望により、技術者の独り立ちまで支援する。
そして高精度位置検出技術提供サービスは、特に搬送機や工事車両などのIoT化や自動運転などのオートメーション化に必要となる高精度位置検出技術に特化し、製品化に不可欠な実践技術をニーズに合わせて提供するものだ。いずれのサービスも、技術導入や立ち上げに関するコンサルティング支援も行う。
これらのサービスを活用することで、高精度位置情報検出の技術者を社内養成でき、非エレクトロニクス分野の企業でも、同技術を使った新製品開発や新サービス開発が可能になるという。
同社は今後、同社が保有するカーナビゲーション位置検出や各種センサー応用、高周波無線通信、マイコン回路、パワーエレクトロニクス、筐体設計などの技術分野においてもテクノシェルパのメニューに加え、サービス範囲を拡大するとしている。