LCD表示付IoT機器に最適——ルネサスRX651搭載CPUボード「AP-RX651-0A」
2018/05/02 08:00
アルファプロジェクトは、ルネサス エレクトロニクスのCPU「RX651」を搭載したCPUボード「AP-RX651-0A」を発売した。IoT機器の普及に伴うモニタリング用小型LCD搭載機器への要求の高まりに応えるものだ。
AP-RX651-0Aは、ルネサスRX651が備えるグラフィックLCDコントローラーと2D描画エンジン機能を利用できるLCDインターフェースに加え、USB、SDカード、Wi-Fi、Bluetooth、CANなどの通信インターフェースに対応。同社のカメラモジュール「VS-CAM-01」とタッチパネルLCD キット「LCD-KIT-D02」を利用することで、低コストで画像処理や画像センシングシステムを構築することができ、タッチパネル搭載モニターや監視機器などの用途に利用できる。
ルネサスのRX651は、最大120MHz動作のRXv2コアと2MBのROM、640KBのRAMの内蔵メモリーによって高い電力効率を実現。搭載したTFTコントローラー、2DグラフィックアクセラレーターによるHMI機能などを提供する。SDRAM容量は16MB、ADC、DACも搭載する。AP-RX651-0A価格は1万4800円(税別)だ。
なお、同ボードとコンパイラやデバッガ、LCDなどの開発環境をセットにした「RX651開発評価キット」の発売も今後予定している。