TI、デスクトップ3Dプリンター/3Dスキャナー向けDLP Picoコントローラー発表
2018/07/19 08:00
テキサス・インスルメンツは、同社の産業用グレードのDLPテクノロジーを、デスクトップ3Dプリンターやポータブル3Dスキャナーに適用できるDLP Picoコントローラー製品3種「DLPC3470」、「DLPC3478」、「DLPC3479」を発表した。
同コントローラーは、これまで産業用グレードのアプリケーション製品のみに提供されていたμmからmm以下の解像度での光制御をより小さいフォームファクターで実現する製品だ。
同コントローラーと、DLP Picoデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)製品を組み合わせることで、DMDによる高解像度と高速スイッチング動作、μmレベルの高精度のキャプチャー能力などにより、従来の技術の5倍の3Dプリント速度を実現したり、歯科用スキャナーや3Dモデリング、ロボティクス向けの3Dビジョンなどに活用できるとしている。
量産開始は2018年第3四半期から2019年第1四半期の予定で、現在量産開始前サンプルの注文をTI Storeから受け付けている。価格は、1000個受注時の単価(参考価格)が28.85~30.50ドルに設定されている。