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オリックス、GLM製EVプラットフォームレンタルサービス開始——EVおよび周辺技術開発用途に

オリックス・レンテックは、京都大学発のEVメーカーGLMと協業し、EVプラットフォームのレンタルサービスを開始する。

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オリックス・レンテックによると、近年各自動車メーカーはEVの積極的な開発、導入を進めているが、従来のエンジン車とは搭載部品に求められる機能や性能が異なるために、電子部品やシステムなどをEVに適応させる必要が生じている。また、主要部品を構成する技術や素材も大きく異なるために、異業種を含めたさまざまな企業での新素材や先端技術開発の開発スピードの重要性が高まってきている。

レンタルするEVプラットフォームは、GLMが自社開発するEV「トミーカイラZZ」のバッテリーやモーターなどEVの主要部品や制御装置とシャシーを組み合わせたもの。電源はリチウムイオン電池で、標準充電時間が8時間(200Vの場合。80%までの急速充電は約30分で完了)、必要な内外装を装備すれば2人乗りの4輪EVとして実験走行できる。

オリックス・レンテックは、2016年よりオリックス自動車と共同で、次世代自動車の研究、開発を支援するレンタルサービス「Test Carソリューション」を開始し、各種計測器と車両のレンタルなどを行っている。今回のプラットフォームレンタルはその同ソリューションの強化の位置づけとなり、EV向けの部品や素材、システムを開発するメーカーの開発スピードを加速し、開発時の投資負担を軽減する。

加えて、GLMのEVメーカーとしての技術やさまざまな企業と共同開発してきたノウハウを生かし、自動車開発における課題の抽出から解決までをサポートするプランの提案も同時に行うとしている。

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