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レース車体も3Dプリントで——1005×1005×1005mm対応、大型部品も実寸成形

ドイツの学生レーシングチームが、最大造形サイズ1005×1005×1005mmの大型3Dプリンター「BigRep ONE」を使用して、学生フォーミュラ用の車体を製造した。

BigRep ONEを活用したのは、独ヘルムート シュミット大学ハンブルクのレーシングチーム「Eleven-O-Six」だ。彼らは最初に、ステアリングホイールから3Dプリントした。電子制御部品を収納できるように内部に空洞のある構造だったが、3Dプリンターを使うことで単一の部品として造形できた。

ステアリングホイールの製造に成功し、次にCATIAを使って車体全体の3Dモデルを作成した。3Dプリンターで製造することで、金型を作る工程が要らなくなる。デザインや設計を試行錯誤しても、1~2日後には3Dプリントによって新しい部品を形にできるようになったという。

同チームのリーダーは、「部品を最適化していくサイクルを短縮できたので、速い車を最短ルートで製造できるようになった。最適化を繰り返すことで、車はより良く、より速くなっていく」と3Dプリンターを活用する利点についてコメントしている。

photo BigRep ONE

学生フォーミュラは、ヨーロッパで毎年開催されている学生のエンジニアリングコンペティション。学生たちが構想/設計/製作した車両を走らせて、ものづくりの総合力を競っている。

日本でも2003年から開催されていることから、BigRepの日本総代理店であるイリスは2018年10月10日、日本の学生フォーミュラに参加する大学や提携会社への支援/販売を強化する方針を明らかにしている。

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