コインサイズに7種のセンサー——STマイクロ、BLE対応オールインワンIoT端末開発ボード「BlueNRG-Tile」発表
2018/11/28 11:00
STマイクロエレクトロニクスは、BLE対応オールインワン型IoT端末開発ボード「BlueNRG-Tile」を発表した。
BlueNRG-Tileは、同社のBluetooth Low Energy 5.0シングルモードSoC「BlueNRG-2」を中心に、加速度センサーやジャイロセンサー、地磁気センサー、大気圧センサー、温湿度センサー、ToF測距センサー(FlightSense)、およびMEMSマイクロフォンなどの超低消費電力センサーを、25mmの小型基板に実装している。
BlueNRG-2は、Arm Cortex-M0プロセッサと最大256KBのフラッシュメモリーを内蔵し、最大約3万台の複数ノードが接続可能なBluetoothメッシュネットワークに対応する。また、スリープ時の消費電力を900nAまで、システム全体のスタンバイ電流を25μAまで抑制できる低電力設計だ。
IoT端末やネットワークノードを構築する際に必要なBlueNRG-Meshネットワークライブラリ、9軸センサーフュージョンやイベント検出などのMEMSセンサーアルゴリズム、Voice-over-BLE(Bluetooth Low Energy での音声ストリーミング)のコードなどのサンプルソースコードを含むソフトウェア開発キットが用意されている。
BlueNRG-Tile(STEVAL-BCN002V1)およびBlueNRG-Tileのプログラム/デバッグ用のプログラミングボード(STEVAL-BCN002V1D)を含む開発キット(STEVAL-BCN002V1B)は現在サンプル出荷中で、開発キットの価格は約50ドル。無償SDKも含まれている。