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「ジェームズ ダイソン アワード 2018」国際最優秀賞、都市型風力タービン「O-wind Turbine」に決定

ジェームズダイソン財団が主催する国際エンジニアリングアワード「ジェームズ ダイソン アワード 2018」の国際受賞作品が決定した。

ジェームズ ダイソン アワード 2018は、世界27カ国と地域で開催され、1300を超える作品が集まった。その中から最優秀賞に選ばれたのは、英ランカスター大学で学ぶニコラス・オレリャーナ氏とヤシーン・ヌーラニ氏の都市型風力タービン「O-wind Turbine」だ。

O-wind Turbine

高層建築が多い都市で発生する強い風は方向が一定でなく、上下左右さまざまな方向から無秩序に吹くために、従来の風力タービンでは捉えることが難しかった。O-wind Turbineは、そのような都市で発生する風を利用してエネルギーとして利用するものだ。

O-wind Turbineは、幾何学的な形状のベントを持つ25cmの球体だ。固定された軸の上に設置され、さまざまな方向からの風を受けて回転する。その回転によって歯車で駆動する発電機が風の力を電力に変換。発生した電力は直接動力源として用いることも、電力網に供給することもできる。

同財団のジェームズ・ダイソン氏はO-wind Turbineを、「再生可能エネルギーを作り出すという非常に大きな課題に取り組み、幾何学的形状を採用してこれまで見過ごされてきた『都市』という場所のエネルギー活用に挑んでいる独創的なコンセプトだ」と評価している。国際最優秀賞には、賞金3万ポンド(約450万円)などが贈られる。

photo EXCELSCOPE 2.0

また、国際準優秀賞には、オランダのデルフト工科大学チームによる、開発途上国におけるマラリア治療向上を目指す診断装置「EXCELSCOPE 2.0」、およびアラブ首長国連邦シャルジャアメリカン大学のアーメル・シディギ氏、アリ・アスガル氏による、車椅子の方の飛行機利用の負担を軽減するイス「Air Chair」がそれぞれ選ばれた。

photo Air Chair
photo YourPacifier

国際賞決定に先立ち国内賞も決定している。国内最優秀賞は、山蔦栄太郎氏ら6名による「YourPacifier」が受賞。YourPacifierは、赤ちゃんの唇の湿度をセンサーで計測して、脱水状態と判断した際に水分補給を促し保護者の採るべき行動をサポートするデバイスだ。

国内準優秀賞には、1枚の紙から構成されるローコストで汎用性の高い使い捨て可能なロボットハンド「Origami-hand」(手塚蒼太氏)、3位には、湾曲型空気圧人工筋を骨格兼アクチュエータとして用いることで,軽量で柔軟な把持を実現した5指義手「F3Hand」(根本裕介氏)がそれぞれ選ばれている。

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