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E3D、新たなスライサー「Pathio」のベータ版を公開——高精度かつ高強度な造形を目指す

イギリスの3Dプリンター関連パーツメーカーE3DからPathioがスピンオフ。新たなスライサー「Pathio」の開発プロジェクトを立ち上げ、ベータ版を公開している。

Pathioは、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター用スライサーソフトウェア(Gコード生成ソフト)。特定の3Dプリンターのサポートを重視するメーカー主導のスライサーではなく、汎用性の高い、高機能なスライサーを目指している。

現在明らかにされている情報では、Pathioは一般的なスライサーのように2Dをベースにオフセットを計算するのではなく、3Dデータをベースにオフセットをより精密に計算することでシェルかインフィルかを判断し、ギャップや穴が生じないよう自己サポートするシェルの形状を生成できる。これにより、従来よりもコーナーの強度が高く、スロープの表面でも一定の厚みを確保できるという。

また、3D CADのように複数のモデルをグルーピングして、それぞれに独自のパラメーターをセットできるモデルグルーピングシステムを採用。デュアルエクストルーダーを使って、同じビルドプレート上に異なるモデルを造形したり、同じ製品を別のパラメーターを使ってテスト造形することも容易になる。

さらに、スクリプト言語による制御をサポートしており、条件文(if/this/then/that)、数式、すべてのスライシング変数へのアクセス、スクリプトトリガーなどをスライシングの条件に利用することができる。

また、開発予定の機能には「Sawtooth(鋸歯)サポート」があり、ノズルをXY方向に加えてZ軸方向にもコントロールし、微小突起を形成することができるという。

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Pathioのベータ版はpathio.xyzのサイトから現在無償でダウンロード可能だが、一部の機能はまだアルファ版のステータスであり、処理スピードやSTLの欠損など、安定して使えるわけではない。不具合は徐々に改善されていくと思われるが、製品版としての供給形態については引き続き検討中とのことだ。

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