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3カ所結線するだけ——マイコン用音声出力ボード「TextToSpeech」

マイコン用音声出力ボード「TextToSpeech」がKickstarterでクラウドファンディング中だ。

TextToSpeech

TextToSpeechは、ArduinoやRaspberry Piで使うことを前提としたシンプルなText-to-Speech(TTS)出力ボード。ArduinoやRaspberry Piと3カ所結線するだけで、テキスト読み上げ機能を追加できる。言語は、英語、ドイツ語、フランス語に対応している。

TextToSpeech

シリアル接続だけで動くシンプルな設計で、例えばArduino UNOの場合、Serial.print関数を使って「Hello world」といったテキストを送ると、対応する音声を出力する。文の中に数字が含まれる場合は、数字を自動的にテキストに変換して音声出力する。ライブラリ等は必要ない。PCとUSB接続してテストすることもできる。

TextToSpeech

言語パックは、何種類でも必要なだけSDカードに保存できる。開発元は、現在、英語、ドイツ語、フランス語の言語パックを作成済みだ。単語数は、英語の場合、人間の声で7000語、「eSpeak」による合成音声で2万語を収録。ドイツ語とフランス語はいずれもeSpeakによる合成音声で1万語ずつだ。自分で文章や数字などを読み上げて録音し、音声ファイルを作成して独自の言語パックを作ることもできる。

TextToSpeechは、レベルシフターを内蔵しており、5V、3.3Vいずれも対応可能。出力側は3Wスピーカーアンプ(ボリューム調整トリマー付き)、ライン出力、ヘッドフォン出力を備えている。電源は5V単一電源。SDカードにWAVファイルをコピーすれば、音楽再生も可能だ。

TextToSpeech

TextToSpeechの早期割引価格は24ドル(約2600円)。オプションの英語言語パック保存済みSDカードの価格は12ドル(約1300円)だ。出荷は2019年9月の予定で、日本への送料は6ドル(約660円)だ。

TextToSpeechは3210ドル(約35万円)を目標に、2019年6月27日までクラウドファンディングを実施する。2019年5月13日時点で約2500ドル(約27万円)を集めている。

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