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世界最大の航空機「Stratolaunch」が初飛行に成功

Stratolaunch Systemsは2019年4月13日、空中発射ロケットを運ぶ母機となる航空機「Stratolaunch」の初飛行に成功したと発表した。

Stratolaunchは、現地時間2019年4月13日午前7時頃にモハーヴェ空港・宇宙港を離陸、最高時速約300キロメートルでモハーヴェ砂漠の上空約5200メートルを2時間半にわたって飛行し、様々な操縦性能試験を行った。

Stratolaunchは、翼幅117メートル、全長73メートル、全高15メートルの世界最大の航空機。エンジンはBoeing 747と同じPratt & Whitney製PW4056ターボファン・エンジン(推力5万6000ポンド)6基を備える。積荷であるロケットを機体中央に吊下して飛行場から離陸、約1万メートルの成層圏まで上昇し、地球低軌道(LEO:Low Earth Orbit)に向けて発射することを目的としたロケット発射母艦だ。

Stratolaunchから発射されるロケットは、Orbital Sciences Corporationの開発した空中発射ロケット「Pegasus」。有効荷重350~440キログラムで、1990年以降、B-52やLockheed L-1011から40回以上発射された実績がある。Stratolaunchは最大3機のPegasusロケットを吊下して離陸、別々の軌道へ人工衛星を投入することができる。最初のPegasusロケット射出ミッションは2020年が予定されている。

StratolaunchはこのPegasusの他、有効荷重3.4~6トンの2機の空中発射ロケットと再利用可能なスペースプレーンの発射も計画している。

fabcross for エンジニアより転載)

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