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STマイクロ、ROMベースのGNSSモジュール「Teseo-LIV3R」を発表

STマイクロエレクトロニクスは、ROMベースのGNSSモジュール「Teseo-LIV3R」を発表した。

Teseo-LIV3Rは、走行距離計機能(距離計×3、到達距離を通知するアラート機能を含む)とジオフェンシング機能(最大8個の範囲円を設定可能、越境時のアラーム機能を含む)を搭載。リアルタイム型のアシステッドGNSSに対応しており、サーバーに常時接続することで途切れなく位置データの取得が可能だ。

衛星航法補強システム(SBAS)とRTCM3.1準拠の差動測位を使用し、複数の衛星測位システム(GPS/Glonass/BeiDou/QZSS)を追跡可能で、平均誤差半径1.5m以下という精度を達成している。

-163dBmのトラッキング感度と1秒未満のTTFF(初期位置算出時間)により、過酷な用途でも高い性能を確保できるのが特徴だ。対応動作温度は-40~85℃で、NMEA(全米舶用電子機器協会)コマンドにも対応する。

測位精度、平均消費電流、測位頻度に応じた消費電力の調整が可能になっており、RTCによるバックアップを使用したスタンバイモード(15µA以下)と複数の低消費電力モードを搭載している。

Teseo-LIV3Rは、LCC18モジュール(9.7×10.1mm)で提供される。単価は1000個購入時で約7.3ドル(約780円)だ。

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