Deguは、同社らによるオープンソースプロジェクトで、誰もが簡単にモノの情報を収集してIoTシステムを実現できる仕組みづくりを目指す。センシング機能と通信機能を搭載した「Deguセンサー」を使ってIoTシステムの構築を、オープンソースで公開している。Deguセンサーは、専用キットを使うことで、Deguゲートウェイ経由でAWSなどのパブリッククラウド連携し、収集したセンシングデータを簡単にアップロードできる。

今回発売するDegu IoTエントリーパックは、データセンシングからパブリッククラウドへのデータ連携までに必要な、「Seeed製 Deguベースボード」、「アットマークテクノ製 Deguゲートウェイ A6」、「Seeed製 Groveスターターキット for Degu」から構成される。

DeguベースボードはセンシングデータをDeguゲートウェイに送信するための専用マイコンボードだ。Seeedが展開するGroveモジュールを接続することでセンサーやアクチュエーターなどを実現できる。

Deguゲートウェイ A6は、Deguセンサーとパブリッククラウド間の通信を中継するIoTゲートウェイだ。ケーブルなどをセットにした「開発セット」と本体のみの「量産品」をラインアップする。

Groveスターターキット for Deguは、照度センサー、温湿度センサー、3軸加速度センサー、接点入力などの6種類のGroveモジュールとケーブル類などをセットにしたものだ。各Groveモジュールのサンプルコードは、GitHub上で公開されているため、Deguと簡単に接続して使用することができる。

コアスタッフのECサイト「ITストア」などで販売し、価格は4万1500円（税別）だ。