オリジナルマインド、全軸リニアガイド採用のデスクトップ型CNCフライス「KitMill CL」シリーズ発売
2019/10/10 16:00
オリジナルマインドは、全軸リニアガイドを採用したデスクトップ型CNCフライス「KitMill CL」シリーズとして、「CL100」、「CL200」、「CL420」の加工エリアの異なる3モデルを発売した。
KitMill CLシリーズの加工範囲は、CL100が220×180mm、CL200が350×200mm、CL420が350×420mmで、CL100には12Wのスピンドルモーターが標準で付属。2020年3月発売予定の30Wスピンドルモーターへの変更も可能だ。CL200、CL420は35Wスピンドルモーターが付属する。
別売りの基板加工アタッチメントを取り付ければ、基板加工機としても利用できる。プレッシャーフットを備えているので、生基板が反っていたり傾いていても問題なく加工可能だ。また、別売りの土佐昌典(トサマサノリ)VCまたは土佐昌典FTを使用すれば、刃物を交換せずに1本の刃のみですべての基板加工を自動的に実行することができる。
取付可能な材料の高さは、42mm(基板加工アタッチメント装着時は29mm)、加工可能な材料は、樹脂、FRP、木材、アルミ合金全般および真鍮だ。ツールチャック形式はセットスクリュー式で、対応シャンク径はΦ3、Φ3.175、Φ4、Φ6(購入時に選択)だ。
定格回転数はCL100が毎分4800回転、CL200、CL420が毎分5600回転、ステッピングモーターはCL100が42mm角、CL200、CL420が56mm角で、分解能はCL100が0.78μm、CL200、CL420が1.25μmだ。
価格は、CL100が24万8000円、CL200が28万8000円、CL420が34万8000円(いずれも税込)で、本体の他にコントローラー(TRA150)、制御用ソフトウェア(USBCNC)、配線用ケーブルが付属する。
基板加工アタッチメントの他にも、原点センサーセットやコレットチャック式スピンドルなどのオプション品も用意されている。