BuchlaのシンセがKickstarterに登場——MIDI対応アナログシンセサイザー「Easel Command」
2019/10/28 13:30
デスクトップサイズのアナログシンセサイザー「Easel Command/208c」がKickstarterに登場し、人気を集めている。
プロジェクトオーナーのBuchla(ブックラ)は、1960年代にモジュラーシンセサイザー100シリーズを発表して以降、様々な製品を世に送り出している老舗のシンセサイザーメーカーだ。今回、同社のアナログモノシンセ「Music Easel」のコンセプトを継承しつつ、拡張性を高めたステレオ出力対応モデルとして、低価格で提供する。
Easel Commandは、標準でUSB BおよびDINによるMIDI入力に対応。MIDIコントローラーのほかにもSensel Morphタッチパッドなど様々な入力デバイスが簡単に接続できる。入出力や制御の独立性を得るため、オーディオ端子とバナナ端子をそれぞれを5つ追加している。オシレーターの周波数表示はより正確になり、細かな電圧調整が可能。Music Easel伝統のプログラムカード(プリセットレジスター)用コネクターを装備する。
なお、208cは同社の200eシリーズ向けのEasel Command モジュールで、こちらはMIDIには非対応だ。
Easel Commandの価格は2999ドル(約32万2000円)で、出荷は2020年1月の予定。シリアルナンバーと証明書つきの限定版208cが2699ドル(約29万円)で、出荷は2019年12月の予定。どちらも、日本への送料は25ドル(約2700円)だ。
2019年11月1日までクラウドファンディングを実施中で、10月28日時点、2万5000ドル(約272万円)の目標額を上回る約6万7000ドル(約729万円)を集めている。