今回発売したソレフPVDF AMフィラメントは、素材にポリフッ化ビニリデン（PVDF）を使用。半結晶性熱可塑性のフッ素系樹脂という従来無かったタイプの材料だ。耐薬品性や耐紫外線性、耐候性、および耐酸化性に優れ、120℃以下で長期の安定性を発揮する。特に屋外での使用や刺激の強い化学物質に暴露される部材などの作製に適している。

同社は今回発売した同フィラメントを通じて、Ultimakerのマテリアルアライアンスプログラムに参加。Ultimaker製プリンターによる業務用3Dプリンティングが最適化できるよう、同フィラメントの印刷プロファイルがUltimaker Marketplaceからダウンロードできるようになる。

同フィラメントは、化学加工や半導体、石油／ガス業界などでのFFF方式による3Dプリンティングの活用を広げる可能性を持つという。