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4脚歩行からロボットアームまで——多彩なセットアップができるモジュラーロボットキット「Clicbot」

モジュラーロボットキット「Clicbot」がKickstarterに登場し、人気を集めている。クラウドファンド開始後、わずか1時間で目標額の調達に成功している。

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Clicbotは、様々な機能モジュールを組み合わせて多様なロボットにセットアップすることができるロボットキット。50以上のユースケースと200以上のリアクションが用意されており、コーディング不要で遊ぶこともできる。簡単なブロックプログラミングにも対応しており、ロボットプログラミング学習にも最適だ。

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制御モジュールの「ブレイン」に、「ジョイント」、「スケルトン」、「ホイール」、「距離センサー」、「足圧センサー」、「サクションカップ」、「グリッパー」、「スマートフォンホルダー」、「マウント」の各種モジュールをつなげて多彩な形状のロボットを構築できる。尺取り虫のように壁面を登ぼる、ヘビのように地面を這う、犬のように4足歩行をする、ロボットカーでレースをする、踊るなど、50(スタンダードキットは30)の動作がプリセットされている。

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組み立て方やコーディング次第で、動作のバリエーションは1000以上にもなる。また、手を出すとすり寄ってくる、目を覆うとあなたを探す、充電台に連れて行くと喜ぶといった200以上のリアクションもできる。

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専用アプリ「Clicbot Academy」では、約20分の動画コース「Code Academy」を10本以上提供しており、さまざまな遊び方、学び方を教えてくれる。また、「トリビア」、「だるまさんがころんだ」、「ゴーストキャッチャー」など6種類のゲームプレイができ、種類は今後も増える。

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Googleの「Blockly」ベースのドラッグアンドドロップコーディングと、より高度なコーディングが可能な「Python」に対応する。コーディングをしなくても、アプリでリモート操作したり、実際にロボットを手で動かしてシーケンスを記憶させたりしてロボットを動かすこともできる。

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ブレインには、カメラ、ジェスチャー/タッチセンサー、スクリーン、バッテリー/カメラライト、マイク、USB(Type-C)ポート、オン/オフボタンを搭載。カメラは人の顔認識と位置の検知機能でユーザーを追いかけたり、FPVコントロール対応でアプリからリアルタイムのロボットビューを観たりできる。

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Clicbot「スタンダードキット」の予定小売価格は449ドル(約4万9400円)で、今なら数量限定の早割価格399ドル(約4万3900円)で入手できる。ブレイン、ジョイント×6、スケルトン×3、ホイール×2、マウント、スマートフォンホルダー、足圧センサー×4、サクションカップ×2のモジュールにUSB(Type-C)ケーブルが付属する。2020年6月の出荷を予定しており、日本への送料は25ドル(約2750円)だ。

Clicbotは、2020年3月26日までクラウドファンディングを実施中。3月5日時点で、2万5000ドル(約275万円)の目標額を大きく上回る約60万ドル(約6400万円)を集めている。

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