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手指の屈曲をアシスト——グローブタイプのロボットハンド「Neomano」

手指に麻痺を持つ人の日常生活をアシストするグローブタイプのロボットハンド「Neomano」がIndiegogoに登場し、出資を募っている。

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Neomanoは、親指、人差し指、中指の3本にかけるタイプのグローブ、アクチュエーター、Bluetoothリモコンで構成されるロボットハンドシステムだ。モーターでグローブのワイヤーを引いたり緩めたりすることで、手の握り具合をアシストする。

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グローブは、レザー仕様で手のひら全体の感覚を損なわないように、親指、人差し指、中指をカバーする。物をしっかりとつかめるように、手のひらと指部分には滑り止めシリコンコーティングを施している。親指には、アルミニウム製そえ木を備え、位置調整がしやすくなっている。

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モーターは、アームバンドで固定したバッテリーパックとつながっており、単4電池×3で駆動する。使わないときはグローブから取り外せる。リモコンのオンオフで、ワイヤーの動きをコントロールする。

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けがや病気のために、手首や腕は動かせるが、指に力が入らずうまく動かせない人々のために開発された。装着すれば、自分でカトラリーを持って食事をしたり、瓶のふたを開けたり、ペンを持って文字を書いたりできるようになる。

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早割価格は699ドル(約7万5000円)。出荷は2020年6月の予定だが、現時点で日本は発送地域に含まれていない。Neomanoは、2020年5月下旬までクラウドファンディングを実施中。目標金額500ドル(約5万3000円)に対し、4月24日時点で約4800ドル(約52万円)を集めて、プロジェクトを達成している。

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