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STマイクロ、ソーシャルディスタンス検知や接触者追跡用途のリファレンスデザイン「BlueNRG-Tile」発表

STマイクロエレクトロニクスは、ソーシャルディスタンスのモニタリング、リモートオペレーション、プロビジョニング、アラート通知、接触者追跡などに適したリファレンスデザイン「BlueNRG-Tile」を発表した。

BlueNRG-Tileは、同社のBluetooth low energyシングルモードSoC「BlueNRG-2」、MEMS加速度センサー、Sub-GHz RFトランシーバーを活用したリファレンスデザインだ。BlueNRG-2のBluetooth Low Energy技術を使い、近くのBluetoothビーコンからの信号強度を測定して、リアルタイムで距離を計算する。プロビジョニング後に動作させることで、スマートフォンや5Gネットワークと接続されていない時でも、設定範囲内に他のビーコンの信号が入ってきた場合にアラート送信する。

同社の超低消費電力Sub-GHz RFトランシーバー「S2-LP」と使用することで、Sigfoxの「0G」グローバルネットワークを介して、BlueNRG-Tileを内蔵したタグとクラウド間の双方向通信できるため、非公開の匿名タグのプロビジョニングや通知、非常時の警報送信チャネルの確保が可能だ。

MEMS加速度センサーにより、動作状態に応じてシステム電源のオンオフを切り替えて、消費電力の削減やバッテリー駆動時間を延長し、低消費電力性能を向上できる。

検知したビーコンデータを内部メモリや外部メモリに長期間保存できるため、接触者の追跡にも応用可能だ。労働者の安全確保が必要な環境で、ブレスレット、バンド、眼鏡、ヘルメット、マスク、保護具などに内蔵して使用することもできる。

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