炭素繊維強化ナイロン素材に対応——FDM方式3Dプリンター「METHOD CARBON FIBER EDITION」
2020/06/17 14:30
丸紅情報システムズが、NYLON CARBON FIBERモデル材料に対応した3Dプリンターの新機種「METHOD CARBON FIBER EDITION」/「METHOD X CARBON FIBER EDITION」の取り扱いを開始した。
両モデルは、MakerBotのFDM方式3Dプリンター「METHOD」/「METHOD X」に、NYLON CARBON FIBERモデル材料に対応する新型造形ヘッドを搭載したもの。NYLON CARBON FIBERモデル材料は、炭素繊維強化ナイロンを使用したモデル材料で、強度、剛性、耐熱性に優れており、構造体や金属部品の代替用途としての活用が期待されている。
METHOD/METHOD Xは、造形室内を密閉して温度制御できる加熱ビルドチャンバーを搭載しており、造形の品質や安定性が向上。マニュファクチャリングツールや最終製品の代替部品を造形することも可能だ。
METHOD CARBON FIBER EDITIONおよびMETHOD X CARBON FIBER EDITIONの主な仕様(共通部分)は、システムサイズが437×413×649mmで重量が29.5kg。最大造形サイズは、シングルヘッドモード時が190×190×196mm、デュアルヘッドモード時が152×190×196mmとなる。積層ピッチは20~400μmだ。
METHOD CARBON FIBER EDITIONの造形材料がNYLON CARBON FIBER、Tough、NYLON、PETG、PLAでサポート材料がPVA(水溶性サポート材料)。METHOD X CARBON FIBER EDITIONの造形材料はNYLON CARBON FIBER、Tough、NYLON 、PETG 、PLA、ABS、ASA、PC-ABS、PC-ABS FRで、サポート材料がSR-30、PVA(同上)となる。