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ティアフォーとアクセル、FPGAやASIC向けにCNNハードウェアアクセラレーターを製品化

ティアフォーとアクセルは、AIの画像認識などに用いられる畳み込みニューラルネットワーク(CNN)のテンソルを直接ハードウェアで処理するCNNアクセラレーターの製品化を発表した。

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両社は東京大学や埼玉大学と共同で、新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の「高効率・高速処理を可能とする AI チップ・次世代コンピューティングの技術開発」事業において、完全自動運転に特化したシステムオンチップとソフトウェアプラットフォームの研究開発に取り組んできた。その中で、自動運転や監視カメラ、スマートフォンなどをはじめとするAI画像認識に用いられるCNNのハードウェアアクセラレーターの研究開発を2019年に完了、IP化している。

CNNで用いられるテンソルは多次元配列の積和演算が多用されるが、このCNNアクセラレーターでは、テンソル演算器で入力したテンソルをそのまま処理して認識結果を出力する。ハードウェアで直接テンソル処理することで演算処理およびメモリーアクセスを効率化。処理性能の向上と消費電力の削減を同時に実現した。

両社は引き続き完全自動運転に特化したシステムオンチップとソフトウェアプラットフォームの研究開発に取り組むと共に、CNNアクセラレーターをAI製品向けにFPGAやASICのIP製品として提供し、同領域での事業化を目指すとしている。

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