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造形の安全性とサステナビリティも考慮——RIZE、プロシューマー向け3Dプリンター「RIZE 2XC」を発表

RIZEは、FFF方式デスクトップ3Dプリンター「RIZE 2XC」を発表した。安全性と持続可能性を考慮したRIZIUMアライアンスの初となる製品で、頑丈で耐久性を持ち、機能性の高い造形を可能にする。

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RIZE 2XCは、韓国メーカーSindohのデュアルエクストルーダーシステムを採用し、造形時間を短縮。エクストルーダーは、ゼロエミッション、再生可能、耐湿性、後処理の容易さを特長とするエンジニアリンググレードのRIZIUM材料に最適化されている。

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素材には、独自開発の炭素繊維強化フィラメント「RIZIUM CARBON」や、複合ガラス繊維「RIZIUM GF」を使用し、丈夫な造形物をつくることができる。サポート材に「RIZIUM Support」を使うと、薬品除去不要で後処理が簡単だ。造形中に人体に有害な揮発性有機化合物(VOC)も排出しないとしている。

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ビルドプレートは柔軟で、造形物の取り外しがしやすい。また、プリンターの操作をはじめ100以上の機能が、音声アシスタントから利用できる。プリンターにはカメラとLED照明を搭載し、専用アプリから操作やジョブの確認ができる。

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本体サイズは490×466×573mmで、造形サイズは228×200×300mmで、重量は31kg。レイヤー厚は50~400μmだ。RIZIUM製品のほか、PLA、ABS、PVA、フレキシブルなどのフィラメントにも対応する。

RIZE 2XCは、アメリカ向けに3995ドル(約42万9000円)、ヨーロッパ向けに3995ユーロ(約48万8000円)で販売を開始している。

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