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Linux Foundation、地震早期警戒システムのオープンソースプロジェクト発表

Linux Foundationは、世界各地の地震対策のための地震早期警戒システム(EEWs:Earthquake Early-Warning systems)の標準化と導入促進を目的として、IBMと協力してGrilloの「OpenEEW」プロジェクトをホストすると発表した。

Linux Foundationによると、開発途上国では建設やインフラなどにも問題があり、地震がしばしば甚大な被害をもたらす。地震に対するタイムリーな警報は、地震が脅威となる地域コミュニティにおいて人命を救うのに役立つ可能性がある。EEWsは日本を始め韓国や台湾、メキシコなどで公共の警報サービスを行っているが、同システム構築のためには10億ドル以上の大きなコストが必要となる。

今回のプロジェクトの主な目的は、メーカーやデータサイエンティスト、地震学者などさまざまな立場の組織や人に対して、ネパールやニュージーランド、エクアドル、その他の地震地域での地震早期警報システムの構築を奨励することだ。

GrilloのIoTベース地震早期警報システムOpenEEWをオープンソース化し、低コストでコミュニティ主導のプロジェクトを設立させることを後押しする。プロジェクトには地震を検知、検出、分析して警報を出すなど、統合された機能で構成されたGrillo EEWシステムのコアコンポーネントが含まれる。

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