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リアルサウンドをシミュレートできる——ハイブリッドモノフォニックシンセサイザー「Anyma Phi」

モノフォニックシンセサイザー「Anyma Phi」がKickstarterに登場し、3日で目標額を調達する人気ぶりだ。

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Anyma Phiは、シンプルなデザインによる使いやすさと、充実した機能による自在なサウンドクリエイトを両立したハイブリッドモノフォニックシンセサイザー。キーボードやデスクに置けるコンパクトさと手ごろな価格ながら、様々なサウンドとエフェクトをプレイできる。

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Anyma Phiは、フィジカルモデリング技術によって、ストリングスやリード楽器のアコースティック音源や、ウッド、グラス、メタルなど自然物の音をシミュレートできる。また、キーボード、シーケンサー、ウインドコントローラーといったMIDIコントローラーと互換性があり、スタンドアロン型のエフェクトプロセッサーやギターエフェクトのペダルセットアップの一部としても利用できる。

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物理メタファーを辿ることで素早く簡単に音を探索できるマトリックスデザインを採用し、5段階のサウンドジェネレーションそれぞれに4つのマクロが割り当てられている。マトリックスを活用したシンプルなサウンドクリエイトだけでなく、広範な合成技術、エフェクト、モジュレーターをカバーするオシレーターを搭載したパワフルなセミモジュラーシンセエンジンの制御により、あらゆるサウンドをクリエイトしコントロールできる。

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本体には、1/4インチモノラルラインジャック出力×2、1/4インチステレオヘッドホンジャック出力×1、1/4インチステレオ入力×1、MIDI入出力(USB、DINポート)を備える。デジタルセミモジュラーシンセサイザーエンジンには、63パッチのメモリー、オシレータースロット×3、エフェクトスロット×5+モノリバーブ×1、ミキシングとエフェクト割り当て用オーディオバス×2、モジュレータースロット×8、それぞれシンセパラメーターのコントロールが可能なマッピングスロット×24を搭載する。

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Anyma Phiは、20%オフのKickstarter特別価格399ユーロ(約5万300円)で提供する。2021年4月の出荷を予定しており、日本への送料は25ユーロ(約3150円)だ。2020年12月31日までクラウドファンディングを実施中で、12月25日時点で3万5000ユーロ(約441万円)の目標額を超える約5万9000ユーロ(約755万円)を集め、プロジェクトを達成している。

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