ATランディングシステムは、RTK-GNSSの基地局とコンパスを内蔵した「着陸ベースボックス」を地上に置き、同ボックスに描かれている矢印方向の5m先にドローンを自動着陸させることができる。

基地局からドローンへGNSSの補正情報を送るRTKシステムを利用しており、RTK FIXの場合だと10数cmの精度で着陸させることができるという。着陸ボックス内のコンパスとGNSSから着陸位置を算出しているので、着陸位置にマーカーなどを置く必要がなく、ボックスからの着陸距離は任意で変更できる。

特別な無線免許の取得は不要で、PCなどの端末も不要。機体に装着するRTK-GNSS受信機と専用通信モジュール、および着陸ベースボックスのシンプルな構成で運用できる。

ArdupilotのCube用だが他のシステムへのカスタマイズにも対応している。