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アトラックラボ、移動ロボット用RTK測位システム「AT-RTK」を発売

AT-RTK for docomoを搭載した無人車両

アトラックラボは2021年2月19日、移動ロボット用RTKシステム「AT-RTK」を発売した。

AT-RTKを利用することで、無人車両/ドローンなどの移動型ロボットや、農機/建機などの位置を高精度に計測/制御できる。

AT-RTKについては、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill」を活用するモデル「AT-RTK(ichimill対応)」と、ドコモの提供する位置補正情報配信に対応したモデル「AT-RTK for docomo」がそれぞれリリースされている。

両モデル共に、モバイルネットワークを通して配信される位置補正情報を利用するため、基地局の設置が不要で、RTK-GNSSによる位置情報取得が可能だ。

ソフトバンクのichimillは、全国3300カ所以上に設置している独自基準点が受信した信号を基に、測位コアシステムで補正情報を生成し、RTK-GNSS受信機に配信する。一方、ドコモの位置補正情報配信サービスは、国土地理院により全国に設置された約1300局の電子基準点とドコモ独自固定局で構成され、位置補正情報配信サーバーから携帯電話ネットワークを通じて補正情報が配信されている。

AT-RTK (ichimill対応)/AT-RTK for docomo共に、RTK-GNSS受信機、LTE通信モジュールで構成され、補正されたNMEA情報が出力されるため、従来のGNSS受信機を置き換えることで、誤差数cmの高精度な位置情報を得られることが強みだ。

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