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Nexa3D、SLA方式3Dプリンター用高機能フォトポリマー材料3種を発表

光造形(SLA)方式3DプリンターメーカーのNexa3Dは、ドイツの大手総合化学メーカーHenkelとの提携を拡充し、新しい高機能フォトポリマー材料3種を提供すると発表した。

Nexa3D

Henkelは、高機能瞬間接着剤やシール剤などのブランド「LOCTITE」で知られる企業だ。大規模生産およびプロトタイピング用にLOCTITEブランドの高性能フォトポリマー樹脂を開発しており、Nexa3Dはその中の一部について同社と協力している。今回、Nexa3Dが発表した新しいフォトポリマー材料はLOCTITEブランドの高性能素材を使用したもので、「xPP405-BLACK」、「xPP405-CLEAR」、「xPEEK147-BLACK」の3種類だ。

Nexa3D xPP405-BLACK xPP405-BLACK

xPP405-BLACKは、高強度エンジニアリングプラスチックを使用した半硬質材料。優れた耐衝撃性と弾性率に加え、破断伸度(引張伸び)は130%にもなる。ASTM G154規格に基づく促進耐候性試験で紫外線耐候性に関して優秀な結果を出しており、民生用/産業用の最終部品に使うことができる。

Nexa3D xPP405-CLEAR xPP405-CLEAR

xPP405-CLEARは、xPP405-BLACKの特長に加え、優れた透明度と50~60℃の熱たわみ温度を有しており、導光用途のように透明性が求められる最終部品などに使える。

Nexa3D xPEEK147-BLACK xPEEK147-BLACK

xPEEK147-BLACKは、表面仕上げが良好な強靭材料で、荷重たわみ温度(熱変形温度)は最高230℃という優れた耐熱性、強固な寸法安定性を特長とし、工具、成形用途、自動車用アンダーフード部品などの機能部品に適している。

これらの新材料は、Nexa3Dの販売代理店ネットワークを通じて入手することができる。Nexa3Dは、Henkelとのさらなる連携により、Nexa3Dの超高速3Dプリンター「NXE 400」の生産性を生かして付加製造(AM)を迅速に発展させ、さまざまな業界で機能部品を大量生産する道を開いていくとしている。

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