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天地人、地球観測衛星のデータなどを活用した「宇宙ビッグデータ米」を共同栽培

天地人は神明および笑農和と共同で、地球観測衛星のデータなどを活用して米の生産増を目指す「宇宙ビッグデータ米」の栽培に着手する。

天地人は、JAXA職員と農業IoT分野に知識ある開発者が設立したベンチャーだ。地球観測衛星のデータを活用した土地評価エンジン「天地人コンパス」を使ってビニールハウス内の作物に対する日射量を推定するプロジェクトなどを行っている。

同社によると国内農業生産者の減少や高齢化に伴い、今後米不足が発生する恐れがあるという。そのような背景を受け、今回将来的な米の生産増につながる農業施策として、宇宙技術を活用した農業手法を確立するために、宇宙ビッグデータ米栽培のプロジェクトに着手する。

今回のプロジェクトでは、天地人が天地人コンパスを活用して、収穫量増が見込まれる圃場や、より美味しく育つ可能性がある圃場を探す。笑農和が提供する、スマートフォンで稲作の水管理ができる「paditch」を使い、水温や水量を適切に維持することでより美味しくかつより多くの米を栽培することを目指す。収穫した米は、神明の直営店「米処 穂」で販売する予定だ。

プロジェクトでは従来の方法と今回の方法とで同じ圃場で栽培した際の食味や収量を比較し、「気候変動に対応したブランド米をつくる」ことをひとつの目的としている。また、近年地球温暖化の影響によって多発している「高温障害」による外観品質の劣化や食味の低下に対しても、今回の栽培方法が有効か否かを実証していく。

「宇宙ビッグデータ米」は2021年5月に田植えし、同年9月に収穫。同年中に販売する予定だ。

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