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ラズパイでピザ窯制御——秋葉原にIoTピザ屋台「おとめし」が登場

2021年3月3日、秋葉原駅ほど近くのSEEK BASE催事場に、ピザを販売するキッチンカー「おとめし」がオープンした。最大の特徴は、車体の各所に掲げられた通り、ピザの調理にIoTが活用されることだ。

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ピザは10種類程度から選択できる。筆者が注文したのはマルゲリータ(700円)。注文を受けてから生地をこね、手作りの窯で3分ほど焼いて提供される。直径20cm程度のサイズは、シェアせず独りで食べきることを想定したものだ。

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おとめしを「IoTピザ屋台」と呼ぶ理由は、ピザ窯に備え付けられたRaspberry Piにある。窯の内部2カ所に熱電対を取り付け、測定した温度に応じてヒーターを自動制御している。現在のIoT要素は温度管理だけだが、今後は店舗の音声操作対応やベルトコンベアのオートメーション化など、徐々にIoT機能を増やしていく予定だという。

photo 完全自作のピザ窯は両端が開いたオープン式。小さなキッチンカーでも省スペース、少人数で操作できる。
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店主の村田一樹氏は秋葉原で10年以上にわたってプロモーションなどの仕事に携わっていたが、1年ほど病気で休養する間、秋葉原らしい技術や未来が感じられる場所を作りたいという思いを強くする。その後、過去に参加したIoTピザ窯のワークショップにヒントを得て、2020年11月からキッチンカーの購入や営業許可取得に奔走。クラウドファンディングでの告知や資金集めを経てオープンしたおとめしは、車の外からRaspberry Piやベルトコンベアの様子が見える、秋葉原らしい技術とエンタメ要素が詰まった場所になった。

いずれはファブ施設を開きたいという思いから、キッチンカーの後ろで工作スペースの展開も始めている。村田氏がIoTピザ窯の制御を学んだ河野悦昌氏の立ち会いの元、毎週水曜日の12時から18時まで「オープンハードテラス」として開放され、はんだ付けなどさまざまな作業に利用できる。

photo キッチンカー裏のオープンハードテラス

ゆくゆくはロボットバトルなどのイベントを開催したり、誰もが技術を楽しみ、シェアできるオープンな場所として展開したいとのこと。ピザ窯の制御にRaspberry Piというオープンなプラットフォームを使い、配線も見える状態にしているのも、多くの人に関わって欲しいという思いからだ。

「(現在の店舗の設備に)IoT感が足りないと感じた人は、ぜひ店舗の改良に加わってほしい」(村田氏)。当面の間は同じ場所で営業を続ける予定だという。

未来屋台おとめし

東京都千代田区神田練塀町13-1 SEEKBASE AKI-OKA 催事スペース

※自治体の要請によって変動する可能性があるので、営業時間はウェブサイトを参照ください。

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