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エアタクシーをクリーンエネルギーで充電する「Vertiport」

空飛ぶタクシーの開発で知られる中国のEHang(イーハン)は、同社の乗用AAV(自律型航空機)「EH216」のヨーロッパ展開に向けて、イタリア国内に垂直離着陸用の離発着ターミナル「Vertiport(バーティポート)」を建設する計画を発表した。EHangのVertiportはイタリアのGiancarlo Zema Design Group(GZDG)がデザインし、木材・プラスチック再生複合材などのグリーン建材を用いて建設され、EH216を充電するための電力を生成することができる。

Vertiportのデザインは、アフリカに自生するバオバブの巨木にインスパイアされた高さ30mのタワーだ。スチールとラミネート加工された木材で造られ、待合室、カフェ、広さ200m2のパノラマレストランとエレベーターを備える。Vertiportは1日あたり300kW以上の電力を生み出すノンスリップ太陽電池パネルを装備しており、離着陸プラットフォームが屋上テラスに設置される。プラットフォームにはEHangのAAV用の独立した充電設備が備えられる。

EHangとGZDGは、このバオバブを模したVertiportにより、成長するグローバルエコツーリズム市場への参入を目指し、ヨーロッパと東南アジアで複数のプロジェクトを計画している。

fabcross for エンジニアより転載)

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