ARAV、建機の遠隔操作システム「Model V」を提供開始
2021/06/21 10:15
ARAVは2021年6月18日、建機の遠隔操作システム「Model V」の提供を開始した。
同システムはプロダクトを建設機械に取り付けることにより、後付けで建機のスマホ/PCなどからの遠隔操作を可能にする。
スマホとタブレットではタッチ操作で建機を操作できるほか、無線/有線の汎用コントローラー、ジョイスティックコントローラーなどの取り付けにも対応している。また、10~20年以上前のモデルのような古いタイプの建機でも、改造することなく後付けでの装着により遠隔操作できる。
Short Range Ver.とLong Range Ver.の2タイプを用意しており、Long Range Ver.では、最大で1141km離れた土地からも遠隔操作が可能だ。過去に富士建と実施した共同実証実験では東京-佐賀間での遠隔操作に成功しており、離れた県での使用にも対応する。
携帯電話の電波が届く場所であればどこでも利用可能だ。重機側はNTTドコモ限定となり(3GもしくはLTE)、帯域については上り10Mbps/下り2Mbps、オペレーター側は上り2Mbps/下り10Mbpsが必要となる。
同社はプロダクトの参考として、過去の油圧ショベルの遠隔操作の動画を公開している。