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3Dモデル付き光造形用高精細レジン「VULCAN」

3Dモデル付き光造形用高精細レジン「VULCAN」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後4時間で目標額を達成するほど人気を集めている。

VULCANは、光造形3Dプリンティングの専門家グループであるAtlas 3D Support Solutions、レジンメーカーの米3D Resin Solutionsと、The Dragon Trappers Lodge、Mini Monster Mayhem、Dark Godsなどの3Dモデルクリエイターのコラボレーションから生まれたプロジェクト。3D Resin Solutionsが作る高精細レジンとクリエイターによる3D作品をセットにしたものだ。

VULCAN

レジンと共に提供される3Dモデルは、光造形用スライサー「Lychee」で作成されている。VULCANは、Lycheeの「Vroom method」あるいは「Vroom settings」と呼ばれる特殊な設定を使用することで、通常より最大30%速く造形できる。また、設定を容易にするため、LycheeにはVULCAN用レジンプロファイルが用意されている。

VULCAN

VULCANの価格は、レジン1.5kgに3Dモデル集「ATLAS Collection vol.1」と「ATLAS COIN」と呼ばれるモデル購入権(モデル1個分)の標準セットが56ドル(約6200円)。付属する3Dモデルの種類と数により価格が設定されており、最上位の「God of The Forge」セットは125ドル(約1万4000円)だ。God of The Forgeセットには、標準セットの内容物に加え、「ATLAS Deluxe models」とモデル42個分のATLAS COINが付属する。VULCANの出荷は2021年8月の予定だが、出荷先はアメリカ、カナダ、イギリス、EU諸国に限定されている。

VULCANは2万5000ドル(約277万円)を目標に、2021年7月10日までクラウドファンディングを実施する。2021年7月6日時点で目標額を上回る約11万ドル(約1230万円)を既に集めている。

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