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Arduino、クラウド開発環境「Arduino Cloud」の機能や特徴を紹介

Arduinoが、クラウド開発環境「Arduino Cloud」の数ある機能や特徴の中からその一部を公式ブログで紹介している。

Arduinoは、2021年5月3日に、クラウド開発環境「Arduino Create」の名称を「Arduino Cloud」に改めるとともに、新しい有償プラン2種類を提供開始し、公式サイト上での名称変更を順次適用すると発表した。

名称変更の一環として、Arduinoは2021年6月18日付公式ブログ記事で、Arduino Cloudでまだあまり知られていなかったかもしれない機能や特徴をまとめて紹介している。今回紹介されたのは、以下の14種類だ。

1) スケッチの自動生成
2) デバイス間通信
3) ワイヤレスアップデート
4) ESPボードをサポート
5) クラウドとのイベント発生時のアクション実行トリガー
6) ダッシュボード共有
7) Alexaとの統合
8) API統合
9) IFTTT/ZapierなどをWebhookで利用
10) 最新ファームウェア有無の自動チェック
11) ダッシュボードのカスタマイズ
12) ウォッチドッグタイマー
13) Node-REDとの統合
14) Arduino公式サイトやフォーラムの既存アカウントで無償プランを利用可能

サブスクリプションに関しては、従来は有償プランでのみ使用可能だった「ESP8266」などのサードパーティー製デバイスを、Arduino Cloudでは無償プランで使うことができる。

Arduino Cloud
Arduino Cloud

ただし、ワイヤレスアップデートとAPI統合機能を使う場合は、月額2.99ドル(約330円)の「ENTRY PLAN」以上の有償プラン購入が必要。また、ダッシュボード共有機能を使う場合は、月額6.99ドル(約770円)の「MAKER PLAN」または月額23.99ドル(約2700円)の「MAKER PLUS PLAN」を購入する必要がある。

Arduino Cloudの機能の多くは、Arduino Createの一部である「Arduino IoT Cloud」に含まれていたもので、今回の記事は新たにクラウド開発環境として提供する機能を整理した格好だ。

なお、2016年5月20日付のArduino Createに関する公式ブログ記事でも「Arduino Cloud」という名称が使われているが、これはArduino IoT Cloudを意味するものであり、混同しないよう注意する必要がある。

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