実機を使ってROS開発を学ぶ——アールティ、E-learning教材「ROS入門・ロボット拡張パック」発売
2021/07/21 16:10
アールティが、ロボット実機を使ってROS開発の基礎から学習できるE-learning教材「ROS入門・ロボット拡張パック」(Level3)を発売した。
同社ではロボットエンジニア育成のための教材の開発や研修などを実施しているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、E-learning教材の需要が高まってきたという。そこで2020年10月に第1弾として、車輪型ロボット「Raspberry Pi Mouse V3」を題材にして車輪型ロボットのセットアップから制御の基礎が学べる「Raspberry Pi Mouse V3入門パック」(Level1~2)を発売した。
今回新たに発売したROS入門・ロボット拡張パックはその続編にあたり、ROSを活用して現実世界の情報を取得しながら動かす開発を始めるための講習となる。
具体的には、ROS導入のための環境構築から始まり、ROSを使った車輪型ロボットの基本的な制御方法、さらに別売のオプションキットやカメラ、測域センサーを使った拡張方法などについて解説する。入門パックのLevel1から系統的に学習できる構成になっているが、学習者のレベルにより今回のLevel3から始めても問題ないという。
価格は1人あたり3万3000円(税込、アカデミック価格あり)となる。