SpaceXがStarlink衛星の打ち上げペースを加速中、ブースター再利用回数が10回超え
2021/08/15 07:00
米SpaceXは2021年5月9日午前2時42分(米国東部標準時)、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の「Space Launch Complex 40(SLC-40)」から、60基の「Starlink」衛星を打ち上げた。約9分後、「Falcon 9」ロケットの第一ステージ(ブースター)は海上で待つドローン船「JustReadtheInstructions」に着陸。ブースター再利用が10回を超えるという新記録を打ち立てている。
SpaceXのCEO、イーロン・マスク氏は、打ち上げ前のTweetで「Falcon 9ロケットのブースターが初めて2桁の飛行に到達するだろう」と述べている。今回再利用されたベテランブースターは、Crew Dragonによる最初の国際宇宙ステーションへのデモンストレーションミッション、RADARSATコンステレーションミッション、SXM-7ミッション、そして今回と合計7回のStarlinkミッションで利用された。
SpaceXはスターウォーズの日である5月4日にもStarlink衛星60基を打ち上げたところだ。今回の打ち上げは、2021年でもって11回目となるStarlinkミッションで、昨年に引き続き順調に打ち上げペースを加速している。
(fabcross for エンジニアより転載)
First time a Falcon rocket booster will reach double digits in flights https://t.co/wrojsaGExZ
— Elon Musk (@elonmusk) May 8, 2021
Deployment of 60 Starlink satellites confirmed, completing SpaceX’s 10th Starlink mission this year pic.twitter.com/hbL8UV15hk
— SpaceX (@SpaceX) May 4, 2021