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米スタートアップFabric8Labsが21億円を調達——革新的な金属3Dプリンティング技術を目指す

サンディエゴのスタートアップ企業Fabric8Labsは2021年7月20日、新たな金属積層造形(AM)技術の商業化に向けた資金調達で1930万ドル(約21億2000万円)を集めたと発表した。Intel Capital主導による資金調達ラウンドのシリーズAには、他にもシンジケートパートナーとしてLam Capital、TDK Ventures、SE Ventures、imec.xpand、Stanley Ventures、Mark Cuban氏が参加した。

Fabric8Labsは、既存の金属積層造形技術とはまったく違ったアプローチで商業化を進めている。原子レベルで材料を高速積層する特許取得済みのプロセスは、ミクロ構造、表面仕上げ、密度を制御することで材料特性を高め、複雑なパーツを高解像度で造形できる。また、独自のアプローチは高価な金属粉末や時間のかかる後処理工程を必要とせず、システムはほぼ室温で運用できるため、これまでの手法と比べ大幅なコストダウンと省エネ化が可能だという。

材料となる金属塩は市場で入手でき、供給材料は再利用も可能。他にも、造形パーツはゼロ収縮、ハイオーバーハング、熱処理不要、サポート材不要のパーツ造形や既存の基板に直接積層できるプリント能力などのメリットがあり、デザインの自由度を損なうことなく低コストでサステナブルな運用が可能になる。

AM市場規模は現在の128億ドル(約1兆4045億円)から、2030年までに1530億ドル(約16兆7887億円)に成長すると試算される。Fabric8Labsは広範な市場へのメタルAM技術適用の加速化にフォーカスしており、金属3Dプリンティングのさまざまな課題を解決するためのIPポートフォリオの構築に努めてきた。同社は主要な戦略パートナーたちとともに、既に成熟した技術を活用しながら、独自の工程を収益の高い大量生産への適用を目指している。

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