新しいものづくりがわかるメディア

RSS


バイオマス素材と3Dプリンターで循環型都市づくりを目指す「Recapture」プロジェクト

酢酸セルロースを使用した椅子の例

建築マネジメント事業などを手掛けるNODらが、生分解性バイオマス素材や有機廃棄物などを3Dプリンターによって加工および再利用し、循環型の都市づくりを目指すプロジェクト「Recapture」を開始した。

同プロジェクトは、NODとネクアス、およびBooleanの3社による共同プロジェクトだ。「自然と人間のつながりを捉え直し、有限の資源を利活用する循環型都市を実現する」ことを目指す。これまで都市空間を構成する要素の多くは使用後破棄されてきたが、再利用可能な素材を3Dプリンターを活用して加工し、作り手がクリエイティビティを発揮しつつ、環境負荷の低い都市を作ることを目標にする。

今回プロジェクトの第1弾の取り組みとして、ネクアスが開発した生分解性酢酸セルロース素材「NEQAS OCEAN」を活用した大型3DP家具を発表した。

酢酸セルロースは、木材繊維や綿花などの自然由来の資源を用いた素材だ。高い生分解性を有し、使用後は土に埋めたり海中に沈めたりすることで水と二酸化炭素に分解する。今回使用する素材NEQAS OCEANは、その酢酸セルロースに独自技術で可塑剤を配合し、熱成形できるようにしたセルロース系バイオマス素材だ。可塑剤には人体への影響がない素材を利用している。

今後は車や船などのモビリティ、住宅やカフェ、商業施設などの建築物、さらに橋やトンネルなどの建造物まで、都市を構成するさまざまな要素を3Dプリンターと再利用可能な素材を使って構築していくという。

酢酸セルロースを使用した椅子の例(拡大写真) 酢酸セルロースを使用した椅子の例(拡大写真)
酢酸セルロース製品の循環サイクル 酢酸セルロース製品の循環サイクル

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. PCは酒で冷やせ——「イエーガーマイスター」を冷却水に使った自作PC
  2. ラズパイでプレイ中のアルバムアートを表示——Raspberry Piを使った64×64LEDマトリックスディスプレイ
  3. 発電量を2倍に——逆回転デュアルタービンホイールを利用した波力発電システム
  4. スイッチサイエンスが「reTerminal - 5インチタッチスクリーン付き Raspberry Pi CM4搭載デバイス」を発売
  5. コンパクトながら高性能——デスクトップ型5W/10Wレーザー加工機「xTool D1」
  6. メカトラックス、Raspberry Pi防塵防水IoTゲートウェイ「Pi-protect」を発売
  7. M5Stackでキーボードを作る——遊舎工房、自作キーボードキット「AZ-M5ortho」発売
  8. 8K解像度の光造形方式3Dプリンター「Sonic Mini 8K」
  9. なななっ!! なんと、イカに骨!? 3Dプリントによる架空の骨格標本、Twitterで話題に
  10. Raspberry Piで動かす小型ローバー——アクションカメラを搭載して進化する「Zippy」

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る