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音波を減衰させて騒音を半減させるねじ——床や天井の建築材を薄くして空間を広く取ることも可能に

スウェーデンのマルメ大学は、知覚される騒音レベルを半分にすることができるねじを開発したと発表した。このねじを使用することで、建物の建造に必要な材料を薄くして、床や天井部分に使うスペースを節約できる。

近隣や外の往来から、あるいは隣の部屋から聞こえてくる騒音は、家庭や職場での共通の問題だ。

目新しいものではないが、弾力性のある接触点が音波を減衰させるという原理がある。今回の手法ではこの原理を応用した。新しく開発された吸音ねじ「Sound Screw」は遮音を容易にするもので、コンクリート建築物に比べて音響上の課題が多い、木製の根太を使用する木造建築に適している。

原理的にはSound Screwは音波を遮断するもので、ねじ頭部が真ん中で真横に割れていて、その間にばねが入っている。ねじ先端部を木の根太にねじ込み、頭部で石膏ボード(プラスターボード)を固定すると、両者の間に弾力性のある薄い機械的結合が形成され、音波が進行するのを防ぐ。

音響ラボでのテストでは、従来の乾式壁の場合、9デシベル減少することが確認されており、これは知覚できる騒音レベルが半分になることに相当する。ヘアサロンに設置した例では、天井にある既存の石膏ボードを取り外すことなく、標準的なねじをこの新しいねじに交換したところ、良好な結果が得られた。

スウェーデン王立工学アカデミー(IVA)は有益と考えられる研究プロジェクトを厳選し「100 List」として2019年から毎年紹介しているが、この研究プロジェクトは2021年の100 Listに選出された。このねじには、日本や南米を含む世界各国から大きな関心が既に寄せられているという。

ビジネスモデルとしては、このねじを製造販売する権利を企業に提供することを基本としている。現在、研究者らはもう少し大きな規模でこのねじをテストしたいと考える企業を探しているという。

fabcross for エンジニアより転載)

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