コマンドラインでコンパイル——Arduino、コマンドラインツール「Arduino CLI 0.19.0」をリリース
2021/10/01 07:30
Arduinoは、コマンドラインでコンパイルやアップロードができるツール「Arduino CLI」の最新版0.19.0をリリースした。
Arduino CLI(Command Line Interface)は、Arduino互換ボードとプラットフォーム向けに、ライブラリーマネージャーやスケッチビルダー、アップローダーなどさまざまなツールを提供するオールインワンアプリケーション。 最新版では新機能の追加、一連のバグフィックスを折り込んでいる。
今回追加されたPluggable Discoveriesにより、シリアルポートに接続された以外のボードの検出が可能になり、カスタムツールの指定によってTeensyなどより多くのボードのサポートが可能になる。また、ボードへのアップロードの方法もWi-Fi、Bluetooth、SSH、CANバスなど対応の幅が増えている。
また、内部の再構築により、エラーに対する強靭性が大幅に向上したとしている。Arduino CLIは0.19.0とまだα版としてのリリースだが、様々な環境におけるスケッチの開発をサポートする有効な選択肢になりつつある。