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大型モデルの高精細造形に対応——12.8インチLCD光造形方式3Dプリンター「ELEGOO Jupiter」

12.8インチ6KモノクロLCDスクリーン搭載の光造形3Dプリンター「ELEGOO Jupiter」がKickstarterに登場し、約5億円の支援を獲得している。

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ELEGOO Jupiterは、12.8インチ6KモノクロLCDスクリーンとパワフルで均一な光を照射する405nmUV LEDを光源に採用。加工エリアは278×156×300mmと広く、複雑な形状の大型モデルから複数の小型モデルまで高精細な造形が可能だ。

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主要部品は高強度のメタル素材で作られており、ボディのシートメタルは長期にわたり劣化しにくく、傷もつきにくい。ハンドルなどにはアルミニウム合金を使い 軽量化かつスタイリッシュな外観となっている。5インチ静電容量タッチスクリーンは高反応で操作性に優れ、多言語に対応する。

Z軸の高品質ボールスクリューは高耐久性で、60dB以下と静音性に優れたスムーズな動作が可能。さらに、4スライダーデザインが安定性と位置精度を高めている。LCDスクリーンやZ軸は簡単に取り外しでき アップグレードにも対応する。

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ほかにも、レジン容器を注入口にセットし、レジンの量が少なくなると自動でタンクに供給するシステムや機内のLEDライトの搭載、冷却ファンが空気を排出する前に嫌な臭いを取り除く空気清浄機が付属するなど、これまでのフィードバックを取り入れた仕様になっている。スライサーソフト「CHITUBOX Pro」の1年間の無償ライセンスも提供する。

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本体サイズは498×358×750mmで重さは40kg、加工エリアは278×156×300mm。X/Y軸精度は51μm、Z軸精度は1.25μm、レイヤー厚は10~200μm、プリント速度は30~70mm/hだ。

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ELEGOO Jupiterの予定小売価格は1300ドル(約14万4000円)で、今なら数量限定早割価格740ドル(約8万2000円)で入手できる。2022年4月の出荷を予定しており、送料130ドル(約1万4000円)で日本への出荷に対応する。

ELEGOO Jupiterは、2021年10月11日までクラウドファンディングを実施中。10月7日時点で、10万ドル(約1114万円)の目標額を大きく上回る約447万ドル(約4億9900万円)を集めている。

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