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ラズパイでレトロ家電をIoT化——Raspberry Pi Zeroで制御する「Teasmade 2.0」

Raspberry Pi財団は2021年9月1日、Raspberry Pi活用事例として、レトロなイギリス製ティーメーカー「Teasmade」を改造してGoogleカレンダーと連動させたスマート湯沸かし器「Teasmade 2.0」を紹介した。

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Teasmadeとは、イギリスを中心に1970年代までよく使われていた自動紅茶入れ器のこと。今回ベースとなったGoblin社のモデルはアナログ時計付きで、時間になると電気ポットのお湯を沸かして、茶葉の入ったティーポットに注いでくれるシンプルなレトロ家電だ。

製作者は1974年製のGoblin Teasmadeを改造し、無線機能を備えたRaspberry Pi Zero WH、拡張ボードReSpeaker 2-Mics Pi HAT、リレースイッチ、スピーカーを加えて、スマート家電化に取り組んだ。Googleカレンダーの「Brew Time」などトリガーワードを読み取り、予定時間の10分前になると、Teasmadeに電源を入れてお湯を沸かしてくれる。少々うるさい作動音を軽減してくれるのは、新たに搭載したスピーカーから流れてくるイギリス国歌「God save the Queen(女王陛下万歳)」だ。

公開されたYouTubeでは、Raspberry PiによってレトロなティーメーカーがIoT家電として生まれ変わっている。イギリス国歌とともに淹れるのが、紅茶ではなくコーヒーだという点は議論があるかもしれないが。

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