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1台でARもVRも——ヘッドマウントディスプレイ「Lynx R-1」

AR(拡張現実)もVR(仮想現実)も体験できるヘッドマウントディスプレイ「Lynx R-1」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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Lynx R-1は、6DoFおよびハンドトラッキングに対応する、パススルー機能付きのヘッドセット。公園で友達とARで遊んだり、家で1人VRゲームをしたりと、個々の機能を切り替えて楽しめるだけでなく、ARとVRの映像を同時に表示することも可能で、新しいMR(複合現実)体験を提供する。

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スタンドアロンでもPCに接続しても動作する。Wi-Fi経由でSteamVRゲームをストリーミング可能で、2021年第4四半期にはOpenXRにも対応する予定だ。

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解像度は、左右それぞれ1600×1600ピクセルで、リフレッシュレートは90Hz。2.1インチの8角形LCDパネルと独自形状のプリズムを採用し、視野角は円形90度とする。IPD(瞳孔間距離)は56~72mmの範囲で左右別々に調整可能だ。位置検出やジェスチャー操作を可能にするため、モノクロカメラ、赤外カメラ、カラーカメラをそれぞれ2台ずつ、さらに加速度計とジャイロを搭載している。チップセットにはQualcommの「Snapdragon XR2」を採用し、バッテリー駆動時間は3時間までとしている。

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通常版は425ユーロ(約5万5000円)、フロント部分を透明にした限定版は600ユーロ(約7万8000円)、開発者向けのプロフェッショナル版は775ユーロ(約10万1000円)から手に入る。出荷は2022年4月の予定で、日本への送料は別途請求される。

Lynx R-1は、2021年11月10日までクラウドファンディングを実施中。11月4日時点で、30万ユーロ(約3900万円)の目標額を上回る約61万ユーロ(約8000万円)を集めている。

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