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水素燃料電池を搭載した有人eVTOLの開発

空冷式水素燃料電池システムを開発するHyPointは2021年8月24日、実験用ロータークラフトやUAV(無人航空機)の開発を手掛けるPiasecki Aircraft Corporationと、水素燃料電池を使った有人ヘリコプターの開発と認証において提携することを発表した。Piaseckiの電動垂直離着陸機「PA-890 eVTOL」用に650kW水素燃料電池システム5基を開発する。

HyPointの次世代型水素燃料電池システムは、システムの冷却と酸素供給用に圧縮空気を使用するのが特長だ。テストから、比出力2000W/kg、エネルギー密度1500Wh/kgが期待できる。最終的には、他の水素燃料電池システムの2倍の比出力、既存のリチウムイオン電池の4倍のエネルギー密度を実現し、タービン出力ロータークラフトの半分の運用コストとなる見込みだ。

PiaseckiはすでにHyPointの技術的実現性を検証済みで、両社は2年以内に実物大のシステムを開発し、2024年に航空機の認証試験、2025年から注文の履行を予定している。

今回の提携により、Piaseckiは独占的技術ライセンスを取得し、HyPointは水素燃料電池の基礎技術の所有権を維持することとなるが、他のeVTOLメーカーも新システムを使えるようにするという。両社はカスタマイズ可能で、FAA(連邦航空局)の認証を受けた、ゼロカーボンエミッションの水素燃料電池システムを世界のeVTOL市場に提供したいとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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