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Arduino、産業向けIoT開発ボードPortentaシリーズに「Portenta H7 Lite Connected」を追加

Arduinoは2021年10月5日、プロユーザー/産業用途向けのIoT開発ボード「Portenta H7 Lite Connected」を発表した。2020年発表の「Portenta H7」、2021年9月13日発表の「Portenta H7 Lite」に続く同シリーズの第3弾になる。

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Portentaシリーズに搭載するメインプロセッサーのSTM32H747は、480MHzのCortex M7と240MHzのCortex M4のデュアルCPU構成となっている。両CPUはすべての内蔵機能を共有しており、Mbed OS、ネイティブMbedアプリケーション、MicroPython/JavaScript(インタプリタ経由)、TensorFlow Lite上でArduinoスケッチの実行ができる。

Portenta H7 Liteは、Portenta H7からビデオ出力、追加の安全機能、ワイヤレス通信機能などを省くことで価格を抑えている。Portenta H7ほどの高精細なビデオインタフェースや高度な安全機能、無線接続が必要のないロボット/機械制御システムの開発などに適している。

そして、今回発表されたPortenta H7 Lite Connectedは、Portenta H7 Liteの上位機種という位置づけで、Portenta H7 LiteにWi-Fi/Bluetoothモジュールを搭載している。エッジAIが可能な優れた処理能力を備え、複数のロボティクスシステムとのインタラクティブなソリューションの構築やプロトタイピングなど、プロユーザーや産業用途向けの新たなニーズに応える。

Arduinoの公式ストアでは、Portenta H7 Lite Connectedを82ユーロ(約1万700円)、Portenta H7 Liteを60ユーロ(約7800円)、Portenta H7を89.9ユーロ(約1万1700円)で販売している。

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