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1台3役の3Dプリンター「Snapmaker 2.0」の新モデルが登場——静音性と高速性を向上

Snapmakerは、3Dプリンター「Snapmaker 2.0」ファミリーの新製品となる「ATモデル」2製品と「Fモデル」2製品を発表した。

ATモデルの「A250T」と「A350T」は、3Dプリント、レーザー刻印/カッティング、CNC彫刻の機能を備えた1台3役の複合型3Dプリンターの最新機種。Fモデルの「F250」と「F350」は、3Dプリント機能のみに特化した初心者にも優しい製品だ。両モデルとも従来の「Aモデル」と比べて電源モジュールを静音化し、3Dプリントモジュールとリニアモジュールを強化している。

Snapmaker 2.0 A250T
Snapmaker 2.0 A350T
Snapmaker F250
Snapmaker F350

電源モジュールにはより静かなファンを採用し、騒音レベルを約16dB低減した。また、ファンは常に高速回転するのではなく、温度に応じて動作する。

3Dプリントモジュールは、新設計の冷却システムと、簡易着脱式ホットエンドや改良されたエクストルーダーによって、プリント効率と安定性を高めている。また、制御アルゴリズムを最適化し、高速プリント時に発生していた積層抜けを大幅に改善した。

さらに、超静音ステッピングモータードライバー「TMC2209」を搭載して、X/Y軸のリードスクリューロッドを8mmから20mmに変更することで、動作中の騒音を約50dBに抑えている。

Snapmaker 2.0 AT model and F model

ATモデルは、従来のAモデル同様、3Dプリント/レーザー/CNCモジュールを交換して使用できる、また、Controlled Area Network(CAN)バス拡張を採用しており、エンクロージャー、緊急停止ボタン、空気清浄機、CANハブなどを追加することもできる。

Snapmaker 2.0 AT model and F model

Fモデルは、3Dプリントモジュールのみ搭載するが、A350を上回る速度で精度の高いプリントができる。後日発売予定の10Wレーザーモジュールやデュアルノズルモジュールも取り付け可能で、1台2役にも、さらには3役、4役にもなれる拡張性を備えている。

本体の大きさは、A250T/F250が424×405×490mmで、A350T/F350が506×495×580mm。造形サイズは、A250T/F250が250×230×235mm、A350T/F350が350×320×330mmまで対応する。

Snapmaker 2.0 A250Tの価格は1499ドル(約17万円 )で、A350Tが1799ドル(約21万円 )。 F250は999ドル(約11万円 )で、F350は1199ドル(約14万円 )だ 。

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