加Daymak、充電中に暗号資産マイニングが可能な三輪電気自動車のプロトタイプを公開
2021/12/16 07:00
カナダの軽電動車両(LEV)メーカーDaymakは、EV充電中に暗号資産(仮想通貨)のマイニングができる三輪電気自動車「Spiritus」のプロトタイプを公開した。Spiritusは2023年に納車開始予定だが、既に2万5000件以上の事前予約注文が入っており、同社の「Avvenire」シリーズの小型EV関連で集まった金額は10億ドル超に上る。
Spiritusには「Deluxe」と「Ultimate」の2つのモデルがあり、いずれも2人乗りで暗号資産マイニング機能を備えている。Deluxeの価格は1万9995ドル(約230万円)で、0-60マイル(0-97km/h)加速は6.9秒、最高速度は時速85マイル(約137km)以上だ。Ultimateの価格は14万9000ドル(約1700万円)で、0-60マイル(0-97km/h)加速は1.8秒、最高速度は時速130マイル以上(約209km)で、同社は世界最速の三輪自動車であるとしている。
マイニングには同社が世界初とうたうEV向け暗号資産インフラ「Daymak Nebula」を使い、ダッシュボードの画面をタッチ操作するだけで、Spiritus充電中にビットコインやイーサリアムなどのマイニングができる。Daymak Nebulaは、マイニングを実行する「Nebula Miner」と暗号資産を保管する「Nebula Wallet」で構成。マイニングで得た暗号資産は車両搭載の「Nebula Wallet」アプリに貯められる。Nebula Walletはスマートフォン用アプリでも利用可能だという。
(fabcross for エンジニアより転載)