TS3は、レーザーヘッドに半導体レーザー（波長445±5nm）、光のFAST軸方向をコリメートするFACレンズ、Cレンズを搭載。スポット径を0.08mmまで絞り、精密な加工ができる。

TS3は、レーザー出力5Wモデルと10Wモデルの2機種を用意している。加工可能な素材は、紙、布、ガラス、木材、プラスチック、金属などで、10Wモデルは厚さ8mmの合板も切断可能だ。平面モードと曲面モードは、本体背面のノブを回して切り替えられる。

本体に保護シールドを備えているので、保護メガネをかけなくても目を傷つけることなく、内部の加工進行状況を見ることができる。火災検知、自動シャットダウン、リミットスイッチなどの安全機能を備えており、加工時に発生する煙は、交換式フィルターで吸着するか排気ダクトから外部に排出する。

TS3は、Wi-Fi Direct経由でスマートフォンの専用アプリから操作できるほか、PCと直接ケーブルで接続したり、データを保存したSDカードを本体に挿入して本体の3.5インチスクリーンで操作したりすることもできる。

本体サイズは440×570×270mmで、重量は14.4kg。色はブラックとブルーの2種類ある。ワークエリアは200×300mmで、刻印速度は最高10メートル／分、加工精度は0.1mmだ。

TS3の特別早期割引価格は、5Wモデルが4437香港ドル（約6万5000円）、10Wモデルが5453香港ドル（約7万9000円）。出荷は2022年2月の予定で、日本への送料は428香港ドル（約6200円）だ。

TS3は、2022年1月17日までクラウドファンディングを実施中。2021年12月20日時点で、目標額16万香港ドル（約230万円）の5倍を上回る約87万香港ドル（約1300万円）を集めている。