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70°程度までのオーバーハングも造形できる「Panchroma CoPEフィラメント」を発売

サンステラは、ブリッジングやオーバーハングの造形性に優れたPolymaker製フィラメント「Panchroma CoPEフィラメント」を発売した。

フィラメントを空中に押し出して造形するオーバーハングした形状であっても、Panchroma CoPEフィラメントを使えば70°程度までならサポート材なしか、わずかなサポート材で造形できる。プレートへの定着やブリッジングなどの造形性も改善し、印刷温度範囲は190~230℃。最大で毎秒400mmまでの高速印刷にも対応する。吸湿した場合の乾燥設定は、55℃で6時間だ。

Panchroma CoPEフィラメントは、PLAに近い特性を持つポリエステルベースの材料。ただし、PLAとは物性が異なり接着性が低いため、PLAとのマルチカラー造形に適していない。定着力が強いため、テクスチャーPEIプレートなどの強定着シートでの使用も推奨されていない。BambuLab、Creality、AnkerMakeなどの3Dプリンターに対応する。

Panchromaシリーズは、色の管理を徹底。別々の生産ロットでも色の均一性を保ち、一貫性を保証できるように努めている。Panchroma CoPEフィラメントの色は、ホワイトやブラック、レッドなど全10色で展開し、今後も追加予定だという。

価格はテストマーケティング価格で1800円(税別)。同社オンラインショップなどで販売している。

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