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Snapmaker、「Snapmaker 2.0」搭載用の10Wハイパワーレーザーモジュールを発表

Snapmakerは2021年11月19日、「Snapmaker 2.0」搭載用の10Wハイパワーレーザーモジュールを発表した。A350/A350T/F350/A250/A250T/F250モデルに取り付けできる。

新たなレーザーモジュールは、最先端のビームスプリッターを搭載することで10Wのハイパワー出力が可能。刻印加工の最高スピードは6000mm/minで、最大厚み8mmのバスウッドのカットができる。カットスピードは1.6Wレーザーモジュールに比べ、最高8倍の速さだという。

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パワーを強化したことで加工可能な材料が増え、木材、MDF、塗装メタル、CCL(銅張積層板)、ブリキ、ステンレス、セラミック、レザー、段ボール、厚紙、ダークアクリル(ブルーは除く)などへの刻印と、非金属材料などのカットに対応する。

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モジュールはFAC(Fast-Axis Collimator)レンズの採用により、0.05×0.2 mmの超微細なレーザーフォーカスでエネルギー密度を高め、ディテールの加工能力を発揮する。また、独自のウインドチャネルが理想的な風圧で加工中に発生するヒュームの通り道を作り、プラットフォームのグリッドに送り排出することで、レーザー照射への影響を防ぐ。

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レーザーモジュールはパワーだけでなく、オートフォーカスとカメラキャプチャー、ソフトウェアのアップグレードによりパフォーマンスも向上した。オートフォーカスが材料の表面に自動で焦点を当てるため、マニュアルによる厚みの測定は不要になる。広角HDカメラによるカメラキャプチャーは、ワンテイクで即座に加工レビューを表示する。独自のソフトウェア「Snapmaker Luban」はすぐに使える材料プロファイルが登録済で、推奨パラメーターを提供する。また、 3Dモデルをカットした2Dのベクター画像への変換もできる。

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光源は波長450~460nmの半導体レーザーを、フレームの素材はアルミニウム合金を使用。加工エリアは320×350mm(A350/A350T/F350)か230×250mm(A250/A250T/F250)、ファイルデザインはSTL、SVG、JPEG、PNG、JPG、BMP、DXF、SNAPLZRに対応する。予定小売価格は459ドル(約5万3000円)で、オンラインストアにて予約注文を受け付けている。

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